フライブルクの地理 -基本的な特徴-

2019.07.20


カテゴリ: 地理

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フライブルクの地理的な特徴を書き出してみます。

地形

  • ライン川上流の盆地(ライン地溝帯)の縁に位置する。
    • 地殻変動で左右に引き裂かれ、細長い盆地になった。
    • 西側(フランス側)の縁がヴォージュ山脈、東側(ドイツ側)の縁がシュヴァルツヴァルト。
    • 盆地の中央に火山が噴出(活動を休止しカイザーストゥール山となる)。
  • この地域はアルプス山脈よりも北にあり、氷河期は氷に閉ざされていたので生態系の多様性はやや貧弱。
  • 地中海、北海のどちらからも同じくらい離れていて、西ヨーロッパでもっとも海から遠い地域でもある。
  • ライン川とは交わらない、もう一つの大河ドナウ川の源流が近くにある(シュヴァルツヴァルト山中のフルトヴァンゲン、あるいはドナウエッシンゲン)。
(NASAの標高データを元に作成)

地域(近隣)

  • フライブルクはドライザム川(ライン川の支流)がシュヴァルツヴァルトから流れ出す地点に形成された、扇状地の上に位置
  • フライブルクから20km圏内には、シュタウフェンやヴァルトキルヒ、ブライザッハといった小都市が点在(どれも人口規模はフライブルク市の1/10以下)
  • カイザーストゥールやトゥニベルクの陽当たりの良い斜面では、ワイン用のぶどうの生産が盛ん。ドイツでは珍しく赤ワイン用のぶどうが育つ。
(NASAの標高データを元に作成)

地域(広域)

  • ドイツ・フランス・スイスの接点に近く、アルプスを挟んでイタリアにも近い。
  • フライブルク近隣の主要都市といえば…
    • スイスのバーゼル(南へ50km)
    • フランス(アルザス)のストラスブール(北へ65km)やミュルーズ(南西へ45km)、コルマール(西へ40km弱)
    • ドイツ国内は、カールスルーエ(北へ120km)まで行かないと大きな町がない。
  • 同国の首都ベルリンよりも、イタリアのミラノの方が近い(鉄道でも5〜6時間)。
  • 国際ハブ空港のあるフランクフルトから、ICE(高速鉄道)で2時間強。

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